コインレストランコウランで自販機ラーメン&きつねうどんを味わう
先日島根県内にあるレトロ自販機をめぐる旅に出てきました。1つずつ紹介していこう思いますが、今回は1件目であるコインレストランコウランです。こちらには麺類自販機が設置されており、ラーメンときつねうどんを販売しております。
出雲市駅からタクシーで向かう
この旅のはじめは東京駅からサンライズ出雲号で向かいました。サンライズ出雲号の出雲市駅到着が9時58分。コウランは山陰本線上り、サンライズ出雲号の元来た道になりますが出雲市駅のひとつ手前直江駅から徒歩数分の場所にあります。しかし、米子行きの普通列車が9時59分と残念ながら乗り換え出来ないダイヤのため、仕方なくタクシーで向かいました。
タクシー運転手さんへ目的地を告げるにあたり、コウラン近くにあるランドマークであるゆめタウン斐川店および、向かいにある洋服の青山、そして至近の上直江交差点を伝えましたが要領を得ず、コウランの名を出した所すぐに理解いただけました。地元でも有名なスポットなのかタクシー運転手さんならではなのかは分かりません。上直江交差点の近くではないと言われてしまいましたがこれは地方あるあるで地元の方は正確な交差点名を余り把握していないことから来るものです。話好きの方のようで道中はコウランのことなど色々とお話いただきました。この場を借りて御礼申しあげます。
コウランへ到着
以前はゲームコーナーが半分近くを占めていたようですが、今はコインランドリーとなっており看板なども数年前と比べ変化しているようです。
既に店の外から自販機が沢山並んでる様子を見て気分高揚しながら入り口のドアを開けました。
店内の様子
運良く先客はおらず、少しだけ残されたゲームコーナーで2人の男性がそれぞれゲームに興じていたのみでした。
日中は、お店の方もいらっしゃり、このようにご飯類も販売しております。
富士電機製の麺類自販機1台をはじめ、カップヌードル自販機や複数の汎用機、飲料自販機が並べられております。
まずはラーメンから
まずは、お目当てであった麺類自販機でラーメンをいただきます。値段は330円。ゆっくりとコインを入れてラーメンのボタンを押します。
出来上がるまでのカウントダウンはデジタル式。25秒で完成となります。
時間が経つと下部にある取り出し口からPP丼に入ったラーメンが出てきました。
大きなテーブルが用意されており、ゆっくり座って食べることが出来ます。
本来富士電機製の麺類自販機は遠心力で湯切りをするため、具は麺の下に入れられていることが多いのですが、コウランの自販機は川鉄式の傾斜させ湯切りをするタイプに改造されているようで、もやしがきれいに上にのって出てきます。チャーシューは下の方から探し出しました。当たりの場合はチャーシューが増量されているらしいです。
肝心の味ですが、スープはとてもさっぱりしており、もやしがシャキシャキで美味しくいただきました。
この日はこの後3軒ほど自販機の店を回る予定でしたので、ラーメン一杯にしておこうと思っていましたが、せっかくの機会ですのできつねうどんもいただくことに。
続いてはきつねうどん
きつねうどんも、ラーメンと同じく330円です。三角のお揚げがのせられています。
うどんは太目で食べ応えあるボリュームでしたが、肝心のおつゆが非常にしょっぱく、ほとんど飲むことが出来ませんでした。Twitterなどでも濃かったという声がありますので仕様なのかもしれませんが、ラーメンがさっぱりめであったたので、少し驚いた次第です。
汎用機ではご飯類や総菜も
少し古めの汎用機には、ご飯類とお惣菜が売られております。お金を入れてボタンを押すと8秒間だけドアが開き中身を取り出すことが出来る仕組みになっています。電子レンジも置かれているのであたためていただけるのが嬉しいですね。
川鉄製カレー自販機は残念ながら復活しておらず
コウランといえば川鉄製のカレーライスの自販機が有名でした。今はベニヤ板でふさがれており姿を見ることも出来ません。カレー自体はお店の方がいらっしゃる場合は対面で販売いただくことが今でも可能です。
また、少し前までは麺類自販機ももう1台設置されており、天ぷらうどん、天ぷらそばも販売されておりましたが、今は部品取りになったようで、店内からは消えています。同時にメニューの数も減りました。
公共交通機関でのアクセス
帰り道は、山陰本線直江駅まで歩きました。ゆっくり歩いても7、8分ほどで到着します。
立派な駅舎が見えるのですが、現在は使われていないようで、跨線橋の中ほどに券売機とICカードリーダーが設置されています。
出雲市駅までは1駅、久しぶりに115系に乗車することが出来ました。こちら側は中間者を先頭車化改造したもので、103系のような表情になっています。
自販機の改造や詳細は、懐かし自販機のUSKさんのサイトが詳しく動画などもアップロードされています。
r.gnavi.co.jp