日本最長路線バス 奈良交通 八木新宮線 特急バスを乗り通す
前日に新宮駅近くのビジネスホテルに泊まり始発の05:53発大和八木行きに乗り込みます。この八木新宮特急バスは全長166.9㎞、停留所の数は167にのぼり、一般道だけを走る路線バスでは日本最長のバスとなっています。
車内の様子
車両はよく街中を走っている路線バスと同じ。背もたれがしっかりしていたり二列席が並んでいたりしますが観光バス仕様のようにシートベルト設置もありません。
トイレの設置ももちろんないため、途中の十津川温泉、上野地(谷瀬吊橋)、五條バスセンターでトイレ休憩があります。
いよいよ出発
湯の峰温泉や本宮大社前はまだ早朝のため静かですが、ちらほら外国人観光客の乗り降りがありました。運転手さんも片言ですが英語でコミュニケーションをとったり親切でした。
紀伊山地の山道をひた走る
日本一大きな村である十津川村は山深くカーブと続きます。
1度目の休憩 十津川温泉(十津川バスセンター)
途中道の駅もあったのでそういうところで休憩してほしいのですがそうもいきません。十津川バスセンターで10分の休憩です。新宮駅から2時間強での到着です。
ここには足湯がありゆったりすることが出来ます。タオルはないのでご注意を。
上野地で谷瀬吊橋とこんにゃくを堪能
十津川温泉から1時間20分ほどで上野地に到着です。ここは谷瀬の吊り橋近くにあります。他の休憩は10分ほどですがここでは20分と長めに設けられています。
バス停から坂を登ること2、3分で吊り橋にたどり着きます。
上野地と谷瀬を結ぶこの橋は長さ297メートル高さ54メートル。地域住人の貴重な存在です。
橋のたもとにあるドライブインのような店でこんにゃく田楽が売られています。味噌の甘みはもちろんですがこんにゃく自体も香りが良くて人生で一番美味しいこんにゃくでした。
お腹も満たされ爆睡開始。途中バイパスを外れ旧道の集落をこまめに回りバイパスに復帰しを繰り返し走行します。
五條バスセンターで最後の休憩
このあたりに来ると一般客の利用も増えました。和歌山線五條駅を出るとすぐに五條バスセンターに到着。最後の休憩です。始発の新宮から5時間です。五條バスセンターはイオンの隣ですので栄えていますがバスセンターのトイレは汚め。
終点大和八木へ
近鉄御所線の御所駅、近鉄南大阪線の高田市駅を通り終点の大和八木駅を目指します。
ロードサイドには沢山のレストランが並んでおりお昼時だったので全部美味しそうに思えてしまいました。
ほぼ定刻の12:30に大和八木駅に到着。6時間半の路線バスの旅はゴールとなりました。
運賃は5250円。余程の物好きくらいしか乗り通さないでしょうが、ずっと気になっていた路線でしたので大満足でございました。
八木駅前のGRIL MARONIEで昼食
近鉄線のガード下にあるグリル マロニエ昼食としました。古き良き喫茶店のような感じで地元の人の利用が多い店でした。
ポークカツ、オムレツ、サラダ、ライスでのマロニエランチ750円を注文。庶民的な感じで可もなく不可もなくでございました。